らしさを追求して成しえた逆転勝ち 岐阜スゥープス77-74岩手ビッグブルズ

2019年4月7日(日)バスケットB3ファイナルステージ第3節ゲーム2

チーム一丸となってプレーが勝利を呼び込んだ

前日のゲーム1で、不甲斐ない試合をしてしまい最下位に落ちた岐阜スゥープス。宿泊先で長いミーティングを行いこの試合に臨んだ。チームの精神的な支柱である田中昌寛は、「それぞれの思っていることをぶつけ合った。みんなが納得してこの試合に挑めたことが大きかった」と逆転勝ちできた要因を語る。プロチームとなって初めてのシーズン。精神的にも厳しい中でチームの理念を再確認し、勝利を収めたことで「チームはまた一つ成長したと思う」と、梶本健治ACも選手たちの今後の活躍に期待を寄せた。

試合は序盤から両チームともにシュートが決まらず、ロースコアでゲームが推移する。特にスゥープスは第1Qのシュート成功率は14%と、打てども打てどもリングに嫌われた。それでも第2Qのラストプレーで田中の3ポイントが決まり30-35と何とか喰らいついて前半を終える。田中はそのプレーについて「健太郎(吉田)が、『田中さんなら入ると思うから任せた』と言ってくれて、気が楽になった」と振り返った。

要所で3ポイントシュートを決めるのが田中昌寛選手の真骨頂

実力伯仲の両チームは、後半に入っても一進一退を繰り返す。しかし、第4Qで再びシュートが決まらなくなったスゥープス。それに対しビッグブルズは着実にシュートを沈め、52-61とリードをあっという間に広げられ、スゥープスはたまらずタイムアウトを取った。

梶本ACの指示は「ゾーンディフェンスにすれば相手のシュートが落ちる」と明確。開いた点差を追いつこうと攻撃に重点を置くのではなく、スゥープスらしい守備から立て直すことで活路を開こうとした。

そして、見事その読みが的中する。タイムアウト後すぐの相手の攻撃は決められたものの、杉本慎太郎のアシストからビンゴ・メリエックスが3ポイントを決めると、田中、杉本慎も3ポイントを続けて一気に差を詰める。その間、相手に得点を許さずにリバウンドも制圧。マイケル・アリソンのシュートでついに63-63と劣勢を跳ね返した。

スゥープスの試合が初めて行われた下呂のブースターも、畳みかけるような反撃に大きく盛り上がりチームを後押し。65-65からビンゴがフェイドアウェイを決めて67-65に。さらに「相手はボールを持つとパスをする先を探す」と、動きを読み切っていた伊藤良太がスティールからファストブレイク。続けて杉本慎もスティールを決めて、パスを受けた伊藤が落ち着いてレイアップシュート。その後も相手のチームファウルからのフリースローを伊藤がしっかりと決めて、追いすがるビッグブルズを振り切った。

先輩たちのおかげで伸び伸びプレーできているという伊藤良太選手

これでスゥープスは順位を一つ上げて6位に。しかしそれよりも田中は「チームがバラバラになりかけたところで、しっかり話し合いができて、しかも逆転勝ちできたことは今後につながる。鹿児島戦の勝利よりも重要な勝利」だと語る。

来週、第4節は、ホームOKBぎふ清流アリーナに帰って、越谷アルファーズと対戦。上位相手だが、この勝利を無駄にしないためにも、スゥープスらしい戦いをしてブースターに勝利を届けたい。

ブースターとチアの後押しがこの日の勝利の要因となった

投稿者:

斎藤 孝一

名古屋市在住のスポーツライター。TV局の番組制作で長年取材してきた、岐阜のスポーツ選手の魅力を伝えたいとこのサイトを立ち上げました。大垣ミナモソフトボールクラブやハンドボールの飛騨高山ブラックブルズ岐阜、バスケットのGIFU SWOOPSなどを中心に、いろいろな岐阜のスポーツ情報を紹介していきます。

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