意地の第4クォーター 勢いに乗ったスゥープスは止められない

2020年2月8日(土)GAME1岐阜スゥープス81-71金沢武士団

最下位金沢武士団とのホーム戦。11月のアウェイゲームでは2連敗しているだけに、絶対に負けられない戦い。できれば2連勝で乗り切りたい戦いとなった。

両チームともにターンオーバーが多くリズムを作りきれない中、岐阜スゥープスは第2クォーター残り5分頃からエンジンが掛かり出し、#3園田大祐の3ポイントシュート、#5アベロン・ジョン・ジュニア(AJ)のフェイドアウェイなどで逆転すると、相手のファウルトラブルに乗じて39-34と5点リードで前半を終える。

勝負の後半、スゥープスは、#8田中昌寛のスティールから放ったシュートを#24ジョセフ・ウォルフィンガーがリバウンドをしっかり奪い得点につなげ、直後にも園田のシュートが決まり、52-41とリードをこの試合最大の11点差に広げる展開。しかし、第4クォーターに入ると、相手の勢いに圧され残り3分を切った時点で68-69と逆転されてしまった。

ここで奮起したのは#0岩松永太郎。思い切りの良い3ポイントシュートですぐに逆転すると、ドライブからのシュートも決め切りリードを広げる。最後は#37吉田健太郎がフリースローを決めて81-71で辛くも勝利した。

試合内容としては、もっとしっかりと勝ち切りたかったところだが、園田をはじめ#18山田洋介など、これまで出場時間が少なかった選手もプレー時間を増やすことができ、より戦力の増強ができた印象を持った。特に山田はリバウンドや記録に残らないプレーでも貢献した。

落慶久HC

——もっと引き離して勝てる試合だっかなという印象もありますが?

「これまでは消極性の表れでターンオーバーを繰り返していましたが、今日は逆に積極性が前に出過ぎて、チーム全体がフワッと上がっていたのかなと思います。チーム全体を落ち着かせること、前半でリードされなければいいかなと思っていました。だから始めの段階でベンチのプレーヤーを出すなどしてマネジメントをしましたが、冷静に入れば差はつけられたと思います。」

——守備のシステムが変わりましたが?

「金沢のポイントを考える中で、中心となる選手を自由にやらせないこと、アウェイではやりたいようにやられたので、そこは絶対にやらせないと、チームのグランドルールとして試合前に徹底しました。一週間そういう準備ができました。」

——第4Qで一旦、逆転されましたが?

「得点差を二桁に乗せられなかった時点で、今日もクロスゲームになるだろうと思っていたので、全然慌てもしませんでしたし、そこで勝ち切れないと成長していると言えないと思っていました。実際に残り3分で逆転されて、そこからまた10点つけたというところは、彼らもしっかりと学んでいると思います。」

——先発の園田選手、そして山田選手もいい働きをしていましたが?

「彼らは20分、30分出場するプレーヤーではないと思いますが、先週、園田は長い時間起用して感覚もだいぶ戻ってきましたし、自分のするべきことをやって思い切りシュートも打っていました。それはチームにとってプラスの材料になっていると思います。山ちゃんは身体が強いですし、バスケIQが非常に高いので、試合で使うたびに僕の中では評価を上げている選手です。今日は日本人選手で相手のマレー選手に付けるのはマサ(田中昌寛)以外で彼しかいないと思って、スモールラインアップで行くときは山ちゃんを使うと決めていました。昨シーズン、ケガで出場できずに悔しい思いをしていたのを、今はコートで体現してくれているので、すごく信頼をしています。」

山田洋介

——勝利に大きく貢献しましたが今の感想は?

「アウェイで大敗をしていたので、実際にやるまでは不安の方が大きかったです。その悪いイメージをディフェンスのシステムを変えて、相手のポイントとなるガードの選手にボールを持たせないようにして、それで周りが上手く動いて柔軟に出来たと思います。田中選手のディフェンスとかもめちゃくちゃ良くて、それが今回の勝利に繋がって嬉しいです。2敗すると追いつかれるというのもありましたし、感無量です。」

——去年はケガで悔しい思いをしましたが、プレイタイムも増えてきました。気持ちも充実して来たのでは?

「去年は全然出場できなくて、今シーズンになってちょっとずつ出させてもらうようになりましたが、自分だけではなく、みんな何かしら苦労しているので。自分は短い時間の中でもやれることをやるとか、もっと使ってもらえるように自分を磨いてアピールするとか、プロとして実力の世界なので、自分を高めるしかないと思います。」

——今後意識したいことは?

「オフェンスリバウンドとか、一番サボりやすいところですかね。入らなくても何かマイナスになるわけじゃない、そういう見えないところが自分の長所だと思うので、出場時間が短い中で、その分フルパワーでやれると前向きになってやりたいですね。今日はちょっろアピールできたかと思います。」

岩松永太郎

——勝利の要因は?

「東京サンレーブスに連敗して帰ってきて、その時にすごくメンタル的に落ち込んだんですけど、今週8社もスポンサーがついたというのを見て、『フロントが死ぬ気で頑張っているのに自分は全然足りていない』と思ったんです。僕はスポンサー企業で働かせていただいているのに何も恩返しできていないと思って、今週は『やらねえとな』という感じで行けました。正直、サンレーブスもその前の静岡も負ける気はしなかったんですけど、ただちょっと最後のところでうまくできなかった。今回は気負わずにいつも通りやれば絶対に勝てると思っていたので、リラックスしてプレーすることができました。」

——第4クォーターで逆転されてすぐに3ポイントシュートを決めましたが?

「いつも通りの負けパターンだと思ってヤバイと思ったんですけど、あそこはずっと自分で移行を思っていたので、強気で打ったシュートが入っただけです。」

——前半はスゥープスらしくない、3ポイントシュートが1本だけしか入りませんでしたが?

「それは自分も感じていて、園田さんは打てば入るので僕が活かしてあげられなかったと思います。園田さんや田中さんを使おうという意識がすごくあるので、後半いいところで決めてくれたのは本当にありがたかったですね。」

——明日は今季初の2連勝を目指したいところですが?

「勝たないといけない試合ですね。今後僕らがB1、B2に行くことを意識しながら、常に上を見てやっていくためには勝たないといけません。現状維持ではダメだと思うので、今シーズン初の連勝をしっかり決めて、簡単に勝てる試合ではないと思いますけど、やる事をやって勝ちたいと思います。」

投稿者:

斎藤 孝一

名古屋市在住のスポーツライター。TV局の番組制作で長年取材してきた、岐阜のスポーツ選手の魅力を伝えたいとこのサイトを立ち上げました。大垣ミナモソフトボールクラブやハンドボールの飛騨高山ブラックブルズ岐阜、バスケットのGIFU SWOOPSなどを中心に、いろいろな岐阜のスポーツ情報を紹介していきます。

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