日本リーグ参戦5年、悲願の1部昇格 大垣ミナモ

ついにやった!日本女子ソフトボールリーグ2部の大垣ミナモは、24日に静岡県・天城ふるさと広場野球場で行われた昇格決定試合で、NECプラットフォームズを10-6で下し、来季の1部昇格を決めた。クラブチームが1部リーグに参戦するのは50年の歴史を持つソフトボールリーグで初の快挙。これまで1部の壁に跳ね返されること3度、4度目の正直で地元企業10社が支えるチーム、そしてファンの夢がかなった。

14日の試合で敗れ、1部昇格にはこの日行われる2試合で、2連勝するしかなくなった大垣ミナモ。初戦の相手は2位同士の対戦で勝ち上がってきた静甲。勢いのある相手に対し大垣ミナモは初回から攻勢をかける。

この日1番に入った平川がストレートの四球で出塁すると、2番の小泉ゆいがレフト前に技ありのヒットで続く。3番の兼益はきっちり送りバントを決め1死2、3塁とすると、主砲4番谷口がライト前に痛烈なタイムリーヒット、流れるような攻撃で大垣ミナモが2点を先制した。

2回表に1点を返されたその裏の攻撃、1死満塁のチャンスを作り3番の兼益。こちらも速い打球が三遊間を抜き1点を追加。3-1とリードを再び2点差とする。

大垣ミナモの先発はエースの山田。3回ヒットとエラーで無死1、3塁のピンチを迎えるも後続を抑え得点を許さない。4回にも自らのエラーでピンチを招くものの、粘りの投球で相手をねじ伏せる。「負ければ終わり」という剣が峰の一戦。1部昇格に強い執念を見せる山田の投球が光った。

試合はそのまま3-1で大垣ミナモが勝利。わずか3安打ながら効率的な得点で昇格決定戦にコマを進めた。

そして午後に行われた昇格決定戦、先発の竹原は初回「緊張した」と3者連続四球で1点を失ってしまう。しかしその裏、大垣ミナモはランナーを2塁に置いて、4番谷口のヒットですぐさま同点に追いつく。更に2回裏には2死2.3塁で1番平川がセンター前に2点タイムリー、3-1と2点のリードを得る。

しかしNECも黙ってはいない。4回表、2死から2塁打と2つの四球で満塁のチャンスを作ると、NEC1番和田はフルカウントから内角のボールを捉える。これがセンターオーバーのホームランとなり、NECが一挙に試合をひっくり返した。

何としてでも1部に昇格したいと粘る大垣ミナモ。相手に傾きかけた試合の流れを取り戻したのは、今季クリーンアップに抜擢された3番の兼益。5回裏、2死から小泉ゆいがヒットで出ると、「打てる球は何でも打とうと思っていた」という兼益の当たりは、打った瞬間にそれとわかるツーランホームラン。5-5と大垣ミナモが試合を振り出しに戻す。

勢いに乗った大垣ミナモ6回裏、代打井上のヒットをきっかけに、小泉姉妹と兼益のタイムリーなど打者一巡の猛攻を仕掛け一挙に5点を追加。投手陣は5回から3年目の裁が好投、2回3分の2を無失点で切り抜けると、最後はチョウアンジュが締めて10-6で大垣ミナモが勝利、悲願の一部昇格を果たした。

劇的な逆転勝ちに「実感がわかない」と溝江監督や選手たち。これまで3年連続ではじき返されていた1部昇格という壁を突破し、選手たちの顔には安堵の気持ちと、笑顔がはじけていた。

(喜びの声は明日にまとめて更新します。なお動画を撮影していたため写真がありません。あしからず)

 

投稿者:

斎藤 孝一

名古屋市在住のスポーツライター。TV局の番組制作で長年取材してきた、岐阜のスポーツ選手の魅力を伝えたいとこのサイトを立ち上げました。大垣ミナモソフトボールクラブやハンドボールの飛騨高山ブラックブルズ岐阜、バスケットのGIFU SWOOPSなどを中心に、いろいろな岐阜のスポーツ情報を紹介していきます。

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