痛恨の逆転負け それでも前を向いて ブルズ広島戦

日本ハンドボールリーグ女子(1月28日)大垣市総合体育館

飛騨高山ブラックブルズ岐阜10-14広島メイプルレッズ

「絶対に勝たないといけない試合だった」「勝てた試合だった」監督や選手の試合後のコメントに悔しさがにじみ出ていた。後半開始直後に一旦はリードしたブルズだが、良い流れの時に追加点を奪えずミスから連続失点を喫し逆転負け、痛い黒星を喫した。

8位のブルズ対2位の広島。しかしブルズは前日王者北国銀行と敗れはしたが前半9-9の接戦を演じ調子は上向き。対する広島はエースが不在と上位進出のためには格上でも勝ち点を取りたい相手だった。

「相手のエースがいなくても自分たちのプレーをしよう」(主将・陣野)と試合に挑んだブルズ。自分たちの特長である粘り強いディフェンスを武器にロースコアに持ち込みたい。序盤に3連続失点で後手に回ったが、相手の動きに慣れ守りが機能し始めると徐々に反撃。23分には陣野がポストシュート、29分には金がGKの手を弾くシュートで一点差に迫る。その直後の相手のシュートはGK田口が左足を伸ばして好セーブ。5-6とリードはされているが1点差で前半を折り返す。

ブルズらしい展開かと思ったが、先手を取れない状況に危機感を感じていた田口は「このままだと後悔するからやり切ろう」とハーフタイムにチームメートに檄を飛ばして後半に入った。するとすぐにオフェンス陣が発奮する。後半開始1分で和田が7メートルスローを決めて同点、3分には金が中央からシュートを突き刺し遂に逆転した。ブルズディフェンスは前半と合わせておよそ20分間相手に得点を許さず完全に流れはブルズのものだった。

しかしその次の得点が決まらない。やきもきしていると7分にシュートが相手のGKに止められ、そこから一気のカウンターで追いつかれてしまう。これで浮足立ったブルズはミスを連発、およそ8分間で5失点を喫し試合の主導権を逃がしてしまった。

その後ブルズは終盤に宮崎と陣野のシュートで2点差まで迫るものの、広島に逃げ切られ勝てそうな試合を落とした。

「ディフェンスは機能している。いつもの課題だが、自分たちが得点を取れないところがキツイ」と山川監督。タイムアウト等で守備を立て直すことができたが、この日は得点につながる速攻が少なく、オフェンスではブルズの良さを見せることができなかった。

ハンドボールやサッカーもそうだが、リアクションである守備は、ある程度ベースを作る事ができる。だが攻撃はその一瞬のひらめきやコンビネーションが大切。この日は繋ぎの部分でミスが多かった。個々の目を合わせるにはどうしても時間がかかるし、練習を積み重ねることでしか合ってはいかない。今後は練習量をなんとか増やして小さなミスを減らしていくことが必要なのだろうと感じた。

リーグ戦は3回目の対戦が始まり残り6試合。4位までのプレーオフ進出はなくなったが、熱のこもった良い試合をしているだけに一つでも多く勝つことで来季につなげたい。

 

投稿者:

斎藤 孝一

名古屋市在住のスポーツライター。TV局の番組制作で長年取材してきた、岐阜のスポーツ選手の魅力を伝えたいとこのサイトを立ち上げました。大垣ミナモソフトボールクラブやハンドボールの飛騨高山ブラックブルズ岐阜、バスケットのGIFU SWOOPSなどを中心に、いろいろな岐阜のスポーツ情報を紹介していきます。

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