大垣ミナモ 前期リーグ戦を振り返る

9月1日から始まる日本女子ソフトボールリーグ2部の後半戦。その前に4月、5月に行われた前期の6試合を振り返ります。

4月22日(土) 日本リーグ2部ホープセクション

第1戦大垣ミナモ〇13-1×ペヤング

ルーキー平川衝撃デビュー

平川穂波捕手

2年前、1部2部の入れ替え戦で対戦したペヤングは、ミナモに勝利した後に廃部となり、今回対戦したのは、名前は一緒だがクラブチームとして再出発している別チームである。

試合はルーキー平川穂波が大活躍、初回、2死1・2塁のチャンスで先制タイムリーを放つと、7回にはなんと満塁ホームラン。14安打の猛攻で13点を奪い快勝した。

4月23日(日) 第2戦 大垣ミナモ〇9-0×平林金属

連日の大勝。竹原、裁で完封勝ち

裁ひかる投手

初回からランナーを出すものの得点が入らず、じれったい展開の3回、3番兼益が「前日ノーヒットだったので気持ちで打ちました」と先制タイムリーを放つと、その後は好調な打線が爆発し9点を奪う。投げてもルーキーの竹原が5回を1安打、リリーフした裁も2回を無失点で抑えて、ミナモは開幕2連勝と好スタートを切った。

5月26日(金) 第3戦 厚木SC×0-1〇大垣ミナモ

これぞ主砲の仕事 谷口の安打で雨中の接戦制す

谷口敏子内野手

5月に行われた第2節は愛知県大口町での開催。0-0で迎えた4回裏、3番兼益が四球で出ると4番の谷口がこの日チーム初ヒットとなるタイムリー2塁打を放ってミナモが先制する。ランナーを出しても得点を与えないミナモの先発・裁は5回、2死2塁でレフト前ヒットを打たれるが、ここはレフト兼益がダッシュよく処理しホームには帰らせない。このピンチにリリーフしたのは竹原。竹原は次打者を落ち着いてセカンドゴロに仕留めピンチを脱した。7回は裁が再登板し相手を0点に抑え1-0でミナモの勝利。結局放ったヒットは谷口のタイムリー1本だけだった。

5月27日(土) 第4戦 大垣ミナモ〇5-2×東海理化

新戦力がまたも活躍 連勝を4に伸ばす

下條さくら外野手

平川、竹原とルーキーの活躍が目立つ中、この試合の主役はもう一人の大卒ルーキー下條さくら。2回に先制のソロホームランを放つと、4回には追加点のきっかけとなるヒットを放つなど3打数2安打。ルーキーの活躍にベテランも黙っていない。先発のエース・山田は落ち着いたピッチングで難敵を抑え、5-2で開幕からの連勝を4とした。ちなみに昨年9月に大けがを負った粕谷が復活、シーズン初ヒットを放ち2打点を挙げた。

5月27日(土) 第5戦 大垣ミナモ〇2-1×大和電機

逆転で5連勝 一振りで試合を決めたのは

谷口敏子内野手

この日2試合目の先発は前日も雨の中投げた裁。2回裏2死3塁からタイムリーヒットを打たれ、ミナモは今季初めて先制を許す。3回までノーヒットの打線は4回表、こちらも2死3塁で4番・谷口がライト前ヒットを放ち同点に。更に7回表、この回先頭バッターの谷口は3球目を捕らえ、センターオーバーのホームラン。これが決勝点となり、ミナモが緊迫した投手戦を制した。

5月28日(日) 第6戦 ドリームシトリン〇5-0×大垣ミナモ

宿敵に苦杯、前期は5勝1敗に

チョウアンジュ投手

前期最終戦は、去年の大垣大会と北九州での順位決定戦で苦杯をなめたドリームシトリンが相手。先発チョウアンジュが立ち上がりから捕まり、2回を終えて5点のビハインドを喫してしまう。しかし打線は、ランナーを出すもののタイムリーヒットが出ず今季初の無得点。苦手意識はないと思うが、後半戦には何としてもリベンジを果たしたい。

リーグ戦前半の成績 ホープセクション

1位 大垣ミナモ  5勝1敗

2位 ドリームシトリン  4勝2敗

3位 東海理化  3勝3敗

3位 厚木SC

3位 大和電機

6位 平林金属  2勝4敗

7位 ペヤング  1勝5敗

*試合中はTV用の動画を取っていますので、ここに載せている写真は全てイメージです。あしからず。

 

 

 

大垣ミナモのこと

岐阜県大垣市を本拠地に活動する大垣ミナモソフトボールクラブ。母体は2012年に行われた岐阜国体の強化チームで、せっかく強くなったチームをそのまま解散させてしまうのはもったいないと、国体後もクラブチームとして日本リーグ2部に参戦している。

その運営方法はとてもユニークだ。地元の企業10社が平等に資金を出し、選手もその10社に分かれて勤務している。1社のスポンサーに依存することなく運営することで、例えばある1つの企業の経営が危なくなっても、チームを解散させるリスクを減らすことができる。さらに言えばスポーツチームを持ちたくても運営的に厳しいという企業でも、このシステムなら参加が可能だ。

ただ1社ではない分、休日や労働条件の差があり、選手のコンディショニングに違いが出る、というデメリットはある。それでも誰もが知る大企業でも経営悪化のためスポーツチームを廃部にする例が枚挙にいとまがない中、個人的にはこの大垣ミナモのシステムは、新しい企業とスポーツのあり方としてもっと注目されてもいいと考えている。

山田投手、眼が写っている写真はバッティングのだけでした。投手なんですけどね。

大垣ミナモを取材し始めたのは、2015年の春。その前年に1部昇格を賭けた順位決定戦で敗れ、新たに1部を目指して始動したタイミングだった。ちなみにその時に書いた記事がこちら。(http://start.gifu.jp/pickup/minamo_150424/)当時の伊藤良恵監督や、現在もエースとしてチームを引っ張る山田麻未投手の美しく力強い眼が特に印象的だった。

その後も取材を重ねるにつれ見えてきたことがあった。このチームを支える社長たちは、自分の会社だけではなく「大垣を良くしよう」と、とことん真剣になっているということだ。スポーツをするのは会社の宣伝のためという目的もあるにはあるのだろうが、ユニホームの一番目立つ場所は「Minamo」となっているように、一番は「大垣」のためなのである。

選手たちもそれに応えようとしている。過去に1部のチームに所属していた山田投手は、目標が「再び1部で投げたい」から「応援してくれる人のためにこのチームを1部に昇格させたい」に変わった。毎日のように練習場に見学に来るファンも多い。

大垣ミナモは3年連続で2部リーグのグループセクションでは首位になりながら、まだ1部昇格を果たしていない。今シーズンは前期を6試合を終わって、5勝1敗とホープセクションの1位につけている。果たして悲願の1部昇格はなるか。ソフトボールではクラブチームが1部に昇格した例は1つもない。このユニークなシステムのチームが1部に昇格すれば、新しいスポーツの形を全国に見せることができるかも知れない。

前置きだけでとても長くなってしまったので、9月1日(金)から始まる後期リーグ戦に向けての監督選手のコメントや、前期リーグの振り返りは明日以降に掲載していこうと思ってます。よろしければ明日もこのサイトを開いてください。

 

ハンドボールリーグ開幕 ブルズの初戦は

ハンドボールの2017ー2018シーズンが、26日に開幕。今シーズンから女子は、大阪ラヴィッツ、プレステージ・インターナショナル・アランマーレの2チームが増え、9チームによるリーグ戦となった。3月11日まで24試合を戦う。

レギュラーシーズン4位までがプレーオフに進出というのは去年と同様だが、プレーオフはステップラダー方式に変更。より上位がアドバンテージを得られるようになった。

我らが飛騨高山ブラックブルズ岐阜の開幕初戦は、3連覇中の女王・北国銀行と、石川県の小松総合体育館で対戦、地力の差を見せつけられ、33-11で敗れた。

北国銀行はブルズの守備の穴を突く多彩な攻撃で序盤から圧倒。一方ブルズは北国の堅い守りに厳しい体勢からのシュートが多く、なかなか決めることができない。大差はついたが、それでも後半には3連続得点で追い上げる粘りも見せ、若い選手が多く出場できたことは、今後の試合に生きてくるだろう。

岐阜国体以降、チームを支え続けていた主力が引退し、新しいチームに生まれ変わったブルズ。今回はトリプルスコアという屈辱的なスコアだったが、今後その差を詰めるべく、ブルズらしく楽しく、明るく、粘り強く進んでいってほしい。

(JHL TVでの観戦)*写真は全て資料です。試合のものではありません。

 

大垣ミナモ 郡上合宿レポート

日本リーグ1部昇格を目指す、女子ソフトボールの大垣ミナモ。夏恒例の郡上合宿が7日から11日にかけて行われた。今年は台風5号の影響でスケジュールは若干変わったものの、充実したキャンプとなったようだ。

 

「疲れている中でも守備の時の身体の使い方が良くなってきているし、バッティングでも強く力が出せるようになってきた」と溝江香澄監督は、キャンプの成果に手ごたえを感じている様子。「守備には口うるさいので、そこはどれだけ良くても安心していないんですけど」と言いながらも「今日はいつもより一歩出ることが出来ていた。意識が技術に表れてきた」と満足気だった。

内外野両方でノックを受けていた奥あかね選手も「球際はずっと意識している、守備範囲を広げたいし、詰めを早くしたい、それに捕ってから投げるまでを早くしたい」とこのキャンプに多くのテーマを掲げて挑んでいた。「なんでもいいのでチームに貢献したい」とフォアザチームを強調する。

 

走ることをテーマにしていたのはピッチャー陣。ケースノック中にはランナー役をかって出てダイヤモンドをひたすら走り回っていた。郡上キャンプも3回目という裁ひかる投手は「自分たちの練習にもなるし、いっぱい走ろうと決めていた」と言う。さらに「今年は練習メニューをみんなで決めているので内容が濃い」と、その言葉にも今年のキャンプの充実度がうかがえる。

ただ「ここからが勝負、チーム一丸となって最後まで戦い抜くことが一番大事」とエース山田麻未投手は気を引き締める。去年は夏合宿以降にチームは失速、2部のグループセクションでは何とか1位となったものの、昇格を決める最終節で連敗を喫し、3年連続で昇格直前で涙を飲んだ。「去年を経験している選手は、ここからが大切なことはよくわかっている。一人ひとりが目標を持って合宿に臨んでいるのでいい方向に進んでいきたい」と山田投手は練習中、最も大きな声を出し仲間を鼓舞していた。

初合宿の高卒ルーキー北園小百合選手は、グランド意外でも勉強だと言う。「食事の時とかにも教わる事があって、一つひとつ覚えていかないと」と、チームにとって自分は何が出来るのか、そのことも身に付けるキャンプであると考えているようだ。リーグ前半戦はケガで出場が出来なかった分、後期で出ることが出来たら「絶対にランナーを返すバッティングがしたいし、守備でもまず声を出して、存在感をアピールしたい」と意気込んだ。

「若手には思い切ってプレーして欲しい」とチームをまとめる柳田優香主将。練習の途中でチーム全員を集め意見交換し合う場面も見られた。「全員が声を出しているし、技術だけでなく気持ちの面でもいい方向にもっていきたい」と、今年導入した選手主導のキャンプを悲願の1部昇格の道しるべにしたいと言う。

溝江監督も「もう技術は身に付いている。柳田を中心としてみんながチームを『ああしよう、こうしよう』と前向きな意見が出ているのが良い」そして、「全員が充実している、10月に良い結果が出ると思う」とこのキャンプをとてもポジティブに捉えている。

やらされている練習ではなく、自分たちがやらないといけない練習。もちろんどうやって強化していくのか指導するのは監督の役目であり、実際細かい動きにも目を光らせていた。リーグ後半戦まであと3週間、今年こそは悲願に手が届きそうな勢いが感じられた郡上キャンプだった。

 

今週の主な結果

第10回東海クラブバスケットボール選抜大会

SWOOPS優勝しました!

決勝 〇SWOOPS 55-42 O55

準決勝 〇SWOOPS 48-33 SPIRYTUS

この結果、全日本クラブバスケットボール選抜に出場決定!おめでとうございます!

更にハンドボール!

JAPAN CUP2017 第1戦、飛騨高山ブラックブルズ岐阜の田口舞選手と友野優子選手が出場した日本リーグ選抜は、世界ランク上位のポーランドに22-21で勝利。友野選手が3得点の活躍、GKの田口選手がMVPに選ばれました。

おめでとうございます!!

バスケもハンドも当日に取材が出来なかったので、今度コメントを取りに行って喜びの声をお伝えできたらと思います。

最後にサッカーFC岐阜は、土曜日アウエーで長崎と戦い、後半ロスタイム、最後のプレーでPKを取られ1-2で敗れました。2失点はいずれも微妙な判定のPKでした。

 

 

 

ダブルスコアで圧勝 気になる新戦力は

東海クラブバスケットボール選抜大会

1回戦 〇 SWOOPS 110-54 SCRATCH(三重2位)

 静岡県浜松市の浜松アリーナで行われた東海クラブ選抜1回戦、岐阜からBリーグを目指すSWOOPSは危なげなく初戦を突破、準決勝へコマを進めた。準決勝で勝てば9月に行われる全国クラブ選抜へ出場権を手にする。

外国籍選手が加入後、初の公式戦となったこの試合、いきなりその一角、マイク・アリソン選手が魅せる。ジャンプボールで206センチの高さを活かし攻撃権を得ると、その最初の攻撃でマイク選手が確実にファーストシュートを決める。そのすぐ後の相手の攻撃には得意のシュートブロック。これでチームも波に乗った。7-4と追い上げられた直後には強烈なダンクシュート。相手はマイク選手の高さの前に自由にシュートを打つことが出来ない。

マイク選手と替わって登場したビンゴ選手もリング下を制圧。ディフェンスリバウンドはほぼパーフェクト、オフェンスリバウンドからの得点も決める。第1Qはマイクとビンゴが揃って6得点ずつと外国籍選手の活躍で30-6の大差をつける。

第2Qからは日本人選手による速攻も目立つようになった。SWOOPS得意のパス回しで相手を翻弄して飯田拓真選手のシュート、ダブルチームで相手のミスを誘い、篠原賢一選手が速攻を決める場面もあった。

第3Q以降も危なげない展開でリードを広げる。100点目は第4Qに右から杉本慎太郎主将の3ポイントシュート、最後も杉本主将からのロングパスを篠原選手がしっかり決めて110-54でSWOOPSが準決勝進出を決めた。

この勝利に梶本健治監督は「最初のマイクのプレーから勢いがついた。2人が良い形で出来たので、次の試合もリズムに乗っていきたい」と全国クラブ選抜出場に向けて、外国籍選手のコンディションに満足できた様子、マイク選手も「最初のプレーからチームを助けることができた、良かった」と初の公式戦に手ごたえを感じたようだ。

一方でまだ課題を感じている選手もいる。ビンゴ選手はプレーはまあ良かったよ、と言いながら「もうちょっとチームワークが良くなればいいね」と、まだまだコンビプレーに課題があることを示唆、小沢友教選手も「クラブチームなので練習に多く参加できていない選手もいる、相手がいるこうした公式戦を活用して、マイクやビンゴとのタイミングをアジャストしていきたい」とした。もちろん外国籍選手が合流してまだ数か月、コンビネーションについてはこれからもっと良くなって行くのは間違いない。

そうした試合の中でも感じたのはSWOOPSらしさだ。守備からリズムを作るスタイルは伝統として残っているし、そこから速い攻撃へ繋げる意欲を全選手が持てている。外国籍選手を使いより確実な、インサイドでのシュートが増えたが、今後の試合では中を見せている分、アウトサイドからのシュートが有効になると思われる。

明日の準決勝、決勝についてキャプテンの杉本慎太郎選手は「やるバスケットは変わらない。今日出た課題を修正して全クラに向けて頑張りたい」と東海大会はあくまで通過点、圧勝して全国大会の切符を手に入れたいと意気込んだ。

SCRATCH戦 得点上位者

17点:三浦正和、14点:マイク・アリソン、13点:篠原賢一、12点:飯田拓真、8点:メリエックス・ビンゴ、加納健一

 

圧倒的に勝たないと 東海クラブ選抜に賭ける思い

「プロに行くんだという姿勢を見せたい」

GIFU SWOOPS 梶本健治監督

GIFU SWOOPSの梶本健治監督は、東海クラブ選抜の注目ポイントをそう語った。先月、Bリーグ挑戦をイベントで宣言し、注目を集める中で初の公式戦、「見てもらって感動する、見て良かったと思われる試合をしなければいけない」と、優勝することはもちろん、その内容も選手に求めていく。

来年B3リーグに参入するためには、5日から行われる東海クラブ選抜では2位以内が必須、さらに9月に行われる全国大会で上位に入ることが求められている。「外国籍選手が入ったことで戦力が上がったし、それに刺激を受けて日本人もより走る部分で活躍できるようになった」と梶本監督は新しいチームに手応えを感じている。

中野大介選手

内容が伴った勝利が必要だということを、日本人選手たちもしっかり理解している。今年加入したセンターの中野大介選手は「今までは自分たちが楽しんでプレー出来ればよかったのですが、見られているという気持ちを強く持って、ひとつのプレーを大事にやっていきたい、しっかり守ってみんなで走ってというプレーをしたい」と抱負を語る。

 

山田洋介選手

「自分がマークに付いた選手には1点も取らせたくない」と言うのはフォワードの山田洋介選手。ビンゴとマイクの加入について聞くと「トランジションを早くした時にどうかという部分は確かにある、ビンゴやマイクを抜きにして速い攻撃のパターンも増やしたいし、相手のやりづらい攻め方をしたい」と、新しい攻撃のオプションを有効に使いながらも、これまで得意だった速攻も磨きをかけたいという。

「新生SWOOPSを見せたい」と意気込むのは、これまで13年間チームを引っ張ってきた田中昌寛選手。外国籍選手の加入で揺れた思いを語ってくれた。

田中昌寛選手

「最初は僕らが二人に合わせられればと思っていたんですが、練習をしていく中で逆に彼らがSWOOPSのバスケに合わせてくれないと、僕らの良いところが消されてしまう、彼らは技術も身体能力も高いので僕らに合わせてくれると思って考え方を変えてやっている」「僕らも楽しみ、今までにないサイズ、高さの概念が変わっているので、これまでよりオフェンス回数も増えるだろうし、安定感のあるバスケットになると感じている」と言う。

外国籍選手の加入で、日本人選手のモチベーションがさらに上がったのも、今回の大会に向けての明るい材料だ。全員仕事を抱える身だが、忙しい時間の合間を縫って練習に参加し、コンビネーションを磨いている。

田中選手は「優勝を目指すが勝ち方も大事、自分たちが上(Bリーグ)に行ったときに戦えるかどうかを見込んで練習をしている。他のクラブチームより真剣に練習をやっているつもりだし、練習量ではクラブでは負けていない、そこはブレずにやっていく」と、輝かしいチームの歴史の根本となる部分は変える気はない。

SWOOPSらしさをいかに出して、Bリーグに挑戦する気概を見せられるか。東海クラブ選抜で優勝する確率を中野選手に聞くと

「120パーセントで勝てると思っています」と笑顔で答えてくれた。

 

第10回東海クラブバスケットボール選抜大会IN浜松アリーナ

8月5日 11:00~ VSスクラッチ

8月6日 準決勝:決勝

 

 

 

SWOOPSに新たな力を

新生SWOOPS 万全の上に万全を期した補強

岐阜市のバスケットボールチーム「GIFU SWOOPS」が、Bリーグに挑戦することを高らかに宣言した後初めての公式戦が、今週末浜松市の浜松アリーナで開催される。来年B3リーグに参入するためのファーストステップ、2位以内に入り全日本クラブ選抜への出場権を、何としてでも勝ち取らなければならない。

と意気込んでみたが、監督や選手たちは極めて冷静に「優勝しか目指していない」と、2位は眼中にない様子。更に「圧倒的に勝たないと」と勝ち方にもこだわっている。その自信のウラにあるのは新加入の2人の外国籍選手だ。

Bingo Merriex選手

Bingo Merriex(ビンゴ・メリエックス)選手はアメリカ・テキサス州出身の36歳、フランスやドイツでプレーした後、2014年から日本でプレーしている。身長は206センチと大柄なインサイドのプレーヤーだ。得意なプレーを聞くと「energy!!」と答えるように、チームを引っ張る熱さが魅力でもある。

SWOOPSを率いる梶本健治監督も「ビンゴは高さもあるが、経験がある分SWOOPSにあったパスも出来る」とプレーの幅を強調、信頼を寄せる。

練習場でも明るい表情を振りまくビンゴ、「岐阜のチームも街もとても好きになりました。文化も好きだし、SWOOPSに来ることが出来てとてもうれしいです」と、岐阜の印象を答える。更に東海クラブ選抜について「自分がここに来たのは、試合に勝つこと、そしてSWOOPSがB3でプレーするのを助けること、チームの勝利のためにエネルギーとリーダーシップを発揮したい」と意気込みを語ってくれた。

Mike Allison選手

Mike Allison(マイク・アリソン)選手はカナダ出身で、8月4日に27歳になったばかり。マイクも身長206センチと大きく、リバウンドやシュートブロック、ダンクシュートが得意なパワーフォワードだ。SWOOPSに加入する前はカナダのチームに在籍していた。

日本での目標をマイクは「私の目標はトーナメントに勝ち、SWOOPSがBリーグに行くこと、そして来年のシーズンもこのチームと契約してプレーすること」だと言う。そして東海クラブではどんなプレーをしたいかと聞くと「シューターがより気楽にシュートが打てるように、ポスト内で存在感を示したい」と意気込んだ。

梶本監督も「マイクは若くてパワーがあるし、ダンクがずば抜けている」とそのプレーに期待を寄せる。「二人ともすごくまじめで、SWOOPSにマッチした選手、うまくかみ合って良いチームになっている」と新外国籍選手が加わった新しいSWOOPSにより一層の手応えを感じている。

ビンゴ選手と中野選手は仲良くお掃除

チームメイトも「日本人のバスケとは違う、規格外」(山田洋介選手)と驚く新戦力。もともとSWOOPSはディフェンスと速さに定評があるチーム、インサイドもクラブレベルでは強い方だったが、206センチと規格外の高さを加えたのは、より強みを増したいという補強のコンセプトだ。長年チームをけん引してきた田中昌寛選手は「いかにポゼッションを得るか、リバウンドの高さが出ることで必然的に攻撃の回数も増えると思うし、攻める回数が増えればそれだけ得点につながる」とその効果を語る。

しかしその一方で田中選手は、「僕らのチームは『ディフェンスを頑張って走る』というのが基本にある。高さが出ても『のらりくらり』になってしまったら、僕たちの良いところが消えてしまう」と、これまでやってきた速いバスケットを変えるつもりはない。

「優勝は目指しますが、Bに上がった時に戦えるかどうか」(田中昌寛選手)。果たして、外国籍選手を加えた新生SWOOPSはどんな戦いをするのか、東海クラブ選抜での期待は膨らむ。

*またしても長文になってしまいました。更に監督や日本人選手のコメントも取ってありますので、明日も試合の直前になりますが、SWOOPSの記事を書こうと思います。

GIFU SWOOPSのこと

岐阜から日本バスケットボールの最高峰「Bリーグ」参入を目指しているクラブチームがあることを知っている人はそんなに多くはないだろう。その名は「SWOOPS」(スウープス)。13年間岐阜県内では負けなし、クラブチームの全国大会も3度優勝している強豪チームだ。

出会いは4年前、まだ某放送局でスポーツコーナーを担当している時だった。秋に行われる第1回全国クラブバスケ選抜大会で優勝、春の全国クラブ選手権でも優勝したと知り、練習場に取材に伺ったのだ。するとそこではとんでもない風景が繰り広げられていた。ダッシュ、ストップ、ターン、ジャンプ、全てが速い、そして真剣だ。中学時代バスケットをかじっていたのだが、この練習はさすがにヤバイ、参加したくないなと思った。

更に取材を進めると、チームの中心人物・田中昌寛選手は、週2日の合同練習以外の日は自分で体育館を借りてトレーニング、自宅にもジム機器を入れて毎日筋トレを欠かさないという。「全国で優勝するためには当たり前」だと田中選手は事もなげに言った。

SWOOPS 田中昌寛選手

最初に放送した時は、優勝後のことであり番組内容として納得がいかなかった自分は、翌年、上司を説得して全国大会を追いかけさせてもらった。(愛知県で全国大会が行われたこともラッキーだった)激しいディフェンスからのスピーディな攻撃、美しい弧を描いて決まる3ポイントシュート、相手を翻弄するパス回し、全てが厳しい練習から得た自信あふれるプレーを見せ、SWOOPSは見事優勝を果たしてくれた。

番組を放送すると、局内で「こんなに強いチームが岐阜にあるのを知らなかった」とか「面白いね、このチーム」と絶賛された。自分は「こんな強いチームなら、プロでやれたら面白いのに」と勝手に思っていた。

すると、本人たちもBリーグを目指したいとひそかに夢を持ち活動していたようだ。熱心な支援者が集まりだんだんと形になっていった。

現在SWOOPSは2018-19シーズンからの「B3リーグ」参加を目指し活動を続けている。書類はすでにリーグに提出済みだが、今シーズンの成績もBリーグ参加に影響するそうだ。その基準となるのが全日本社会人バスケットボール選手権に出場する事。そのためには今週末に行われる東海クラブ選抜で2位以内に入り、更に全国クラブ選抜(9月)で5位以内に入らなければならない。(*ちなみに清流ヒーローズは岐阜県4位で東海クラブに出場できなかったため、B3リーグ参加は早くても19-20シーズン以降)

長くなってしまったので、SWOOPSが東海大会を勝ち抜く秘策や新戦力などの紹介、インタビューコメントなどは明日以降(本職の書き物がたくさんあったら明後日になるかもです)にお届けします。

ハンドボール国際大会に田口舞と友野優子が選出

国際試合で得た経験をブルズに生かしたい

8月3日から6日まで熊本県で、熊本地震復興支援女子ハンドボール国際大会JAPAN CUP 2107が行われます。我らが「飛騨高山ブラックブルズ岐阜」からも日本リーグ選抜として2名の選手が出場します。大会に向けての意気込みと、およそ1か月後に迫ったリーグ戦について聞きました。

 

GK18 田口舞選手 (愛知県出身 桜花学園高→筑波大→広島メイプルレッズ)

GK田口舞選手

ーーリーグ選抜に選ばれた感想は?

「選んで頂いただけでありがたいです。日本代表、ポーランド代表、アンゴラ代表と試合をしますが、世界の選手や日本代表のシュートを受けることができるので、普段の練習だけでは得られない経験になります。自分のスキルアップとか技術の向上という意味でチャンスだと思っています。

ーー先日はハンガリーに武者修行にも行きました

「まだ教えてもらったこと、やりたいことを表現できるところまでいっていないので、自分のモノになっていない感じがしています。それが早く自分のモノになって、ちゃんとコートで結果を出せるようになるにはもうちょっと練習するしかないので、我慢しながら練習したいと思います」

ーーリーグ戦まであと1か月弱ですが?

「今シーズンは若い選手が多いので、DFの安定性を出すにはまだ経験が足りません。試合をすればするほど、課題が出てくるのが現状で、それだけ伸びしろがあると捉えられたらいいですが、早く課題を克服できるように、具体的にみんなで詰めていきたいです。主力は抜けましたけど、メンバーが替わったからといって負けていいわけではないし、5年目なので自覚を持って進んでいきたいです。」

ーー若手選手の成長がカギになりそうですね

「若手は何かはできないけど、何かはできるという子が多いんですよ。あるところに秀でているという特長があって、例えばカイ(岸本奈緒選手)は、誰にも打てないようなシュートを打てたりとか良い個性ががあります。そういう武器を試合で出せるようになれば、ある程度勝負できるようになると思います」

 

LB23 友野優子選手 (岡山県出身 倉敷中央高→環太平洋大)

LB友野優子選手

ーーリーグ選抜に選ばれた感想は?

「チームのためにも成長して帰ってこないといけないなという責任感がすごくありますし、それをリーグ戦につなげられるようにしたいです。日本代表や海外の選手と普段はできないので、受け身になるのではなくしっかり挑戦する姿勢でいきたいです」

ーー挑戦したいことは?

「ディフェンス要員と言われているので、身長(173cm)を生かしながら、機動力も見せたいですし、守備から速攻まで運んでいけたらと自分の中では思っています」

ーーリーグ戦に向けて手ごたえは感じていますか?

「まだまだ修正できるところがたくさんあります。チーム力ではカバーしきれないところも絶対に出てくると思うので、個人の技術的なところを、一人ひとりが詰め込み過ぎずに上げていかないければいけません。伸びしろを持つ選手がたくさんいるので、やっぱり日々の練習でしっかり集中して、自分のモノにしていく必要があります」

ーー練習時間が他のチームと比べて少ないですがどんな工夫を?

「しっかり集中して練習すること、翌日まで疲れを残さないようにケアまでしっかりすることです。結果を出すことが応援してくださっている方への重要な恩返しだと思うし、5年目で結果も求められます。私たちの活動をもっとたくさんの人に知ってもらう必要もあります。熊本で自分自身をどれだけ伸ばすことができるか、いろんなことを勉強して帰ってこれるか、それが一番重要だと思っています」

頑張って多くのものをチームに持ち帰ってほしいと思います。

熊本地震復興支援女子ハンドボール国際大会 

JAPAN CUP 2017 試合日程

8月3日 日本リーグ選抜 VS ポーランド代表、日本代表 VS アンゴラ代表

8月4日 ポーランド代表 VS アンゴラ代表、日本代表 VS 日本リーグ選抜

8月6日 アンゴラ代表 VS 日本リーグ選抜、日本代表 VS ポーランド代表

*第42回日本ハンドボールリーグ 8月26日開幕

女子は新たに2チームが加わり、9チームでのリーグ戦が行われます