反転攻勢の予感漂う快勝・ブラックブルズ

日本ハンドボールリーグ第5週1日目

飛騨高山ブラックブルズ岐阜(28-15)大阪ラヴィッツ

ここまで雌伏の時期を過ごしてきたブラックブルズが目覚めそうだ。

飛騨高山ブラックブルズ岐阜

日本リーグに参加して6シーズン目。プレーオフにあと1勝と手が届きそうなシーズンもあるにはあったが、ほとんどが下位に沈んでいたブラックブルズ。今シーズンもここまで4戦全敗と片目を開くことができていなかった。しかし20日に行われたホーム戦では序盤から相手を寄せ付けない快勝でシーズン初勝利。しかも今後に大きな期待を抱かせる勝ち方を見せた。

前シーズン個人四冠イ・ミギョン選手

そのカギとなったのは新加入のイ・ミギョン選手。昨シーズンの最優秀選手など個人四冠に輝いた実力者は、この試合から出場が可能となりいきなり10得点。「高山での初の試合だったから最初は少し緊張した」と、まだまだアクセル全開ではないというものの圧倒的なプレーでチームをけん引した。

シュートを打つイ・ミギョン選手

ミギョン選手の良さは得点だけではない。「視野が広いので良いパスが出てくる」とこの日6点を挙げた宮崎亜紀穂選手が言うように、他の選手を使うプレーも効果抜群。相手が自分を厳しくマークにくるとすかさず味方選手をうまく使い得点につなげた。この試合では得点者が9人とこれまでのブルズにはあまりなかった展開。地元出身の佐藤茜選手はうれしいリーグ戦初得点を挙げた。

リーグ初得点の佐藤茜選手はOGからの祝福で感極まった

連携も深まっていることが容易にわかるプレーが「スカイプレー」。バスケットボールで言う「アリウープ」的なシュートだが、味方とのアイコンタクトで意思の疎通ができていなければ仕掛けることもできない。しかしミギョン選手から和田育子選手へ、池之端弥生選手からミギョン選手へなど、何度もトライするシーンが見られた。

守備の要・池之端弥生選手

ブラックブルズの一番の特長であるディフェンスも機能していた。相手の速攻を体を張って止めるシーンや鋭い読みでインターセプトするシーンもあり決めさせない。GKの田口舞選手や菊池麻美選手も好セーブを連発して15失点に抑えた。「池之端が体を張って頑張ってくれるから止められるし、自分が不調な時でも菊池が止めてくれるからチームとしてのディフェンスができる」と田口選手。もともと守備には定評のあったチームだが、攻撃の活性化とともによりその特長が生きてきそうだ。

それでも山川由加監督は「内容的には良くなかった。全員で守り全員で攻撃するのがブルズだが、大量のリードでしっかり戻らないところもあったし、もっと速攻もスピードアップできた」と厳しさをみせる。しかしそれはクラブ初のプレーオフ進出を現実として見据えているからこその厳しさだ。

チーム2位の6得点・宮崎亜紀穂選手

去年までと格段に違ったのはパスの精度。これまではシュート前のパスミスや攻めのスイッチを入れるパスでミスが多く、攻撃にノッキングを起こしてしまうことが多かったが、この日の試合は大幅に改善。山川監督はその要因を「パスワークやフィニッシュにつながるパスの練習はしっかり積んできた。ミギョンのパスワークの良さを生かしてほかの選手でも得点がコンスタントに取れるようにしたい」と言う。

キム・ウンヘ主将

またこの試合は「1300人プロジェクト」と銘打って大キャンペーンを展開。その成果もあって会場は満員となった。キャプテンのキム・ウンヘ選手は「ホームの初試合でいろんな思いがあった。ミギョンが出られたこともうれしいし、こんなにたくさんの人が来てくれると思わなかった。声援も大きくてそのおかげで勝てた。選手たちも自信になったと思う。明日も頑張りたい」と笑顔を見せた。

イ・ミギョン選手という大きなピースを得て劇的な変化を遂げたブラックブルズ。上位チームとの対戦でどうなのか、相手チームの対策が進んだ時にどうなのか、まだまだ課題はあるがひとまず大きな成長と期待感を抱かせた。目標は上位4チームに入りプレーオフに進出すること。「今シーズンこそやらないといけない」と選手たちも気合に満ちている。まずは21日の試合で連勝を飾ること、そして上位との対戦で真価を発揮し悲願のプレーオフへ進みたい。

 

 

 

やればできる子・ブラックブルズ完勝で順位を上げる

日本ハンドボールリーグ 大垣大会(上石津総合体育館)2月12日

〇飛騨高山ブラックブルズ岐阜18-13ソニーセミコンダクタマニファクチャリング

今季のリーグ戦の状勢は、上位5チームと下位4チームに大きく分かれている。勝ち点6で9チーム中8位と苦しい戦いが続くブルズだが、地元のため、自分たちのために一つでも順位を上げたいとひたむきに勝利を目指す。対戦するソニーセミコンダクタはここまで4位。プレーオフ進出のためには下位相手に取りこぼしは許されない。

ブルズは「プレーオフを目指す相手に勝つことで、自分たちの存在意義を示そう」と試合前日に話し合った通り、積極的な戦いで実業団チームの前に立ちふさがる。

5得点と大活躍の松本淑佳

口火を切ったのは松本淑佳。シュート力には定評のある松本が3分と5分に連続得点を挙げ先制。さらに速攻から山中亜寿沙が確実に決めてリードを3点に広げた。

その後両チーム共激しい守備でゴールを割らせない。11分、ようやくソニーは初得点を決めるが、その10秒後にまたもや速攻から友野優子が決めて、3点差をキープ。勢いに乗ったブルズはその後も着実に得点を重ねるが、ソニーのシュートはことごとくゴールポストに嫌われ、GK田口舞の正面を突いた。その要因を友野は「ソニーのシューターは背も大きく上からのシュートが力強いので、受け身になるのではなく前に出て、後ろをしっかりフォローする」と、守備の共通認識ができたことで、相手に十分なシュート体勢を作らせなかったことにあったと言う。

「私一人では崩せない、周りのフォローがあったので、思い切り打ちに行けた」と、松本は前半終了間際にも連続得点を決め、ブルズは前半を11-4とほぼ完璧な内容で相手を圧倒し折り返した。

しかし、前後半でチームが極端に変わる悪いクセを持つブルズ。7点差があっても安心はできない。「まだまだこれから」と引き締めて後半に挑むが、案の定、立ち上がりは相手にリズムを握られてしまう。7メートルスローや自分たちのミスから速攻を決められ3連続失点、さらに連続失点で残り18分で3点差に詰められてしまう。

しかしここで意地を見せたのはキャプテンの陣野瞳。「ベンチで見ていて『こうしたい』と狙っていた」とポストシュートを決めて嫌な流れを断ち切ると、GK田口は相手のループシュートを読み切りキャッチ。エース金恩恵は7メートルスローをきっちりと決め、主導権は再びブルズのものになる。最後は小柄な山中がセンターに入り込んでシュートを決めダメ押し。「やるべきことをみんながやった」(田口)と、完勝ともいえる内容でしっかりと勝ち切り順位を一つ上げて7位とした。

「速攻による得点も練習通りではなかったけど、気持ちが乗ったから入ったのかな。一昨日(三重戦)の修正点、自分たちが出来ていなかったことを修正できた」と山川由加監督。さらに「今日のような選手の笑顔をまた見たい」と今後の選手たちの成長に期待を寄せた。

試合後の選手コメント

松本淑佳「できていた時間もあったが、できていない時間もあった。まだまだ対応されると厳しい、反省点はたくさんあるので、来週までにしっかり治して名古屋戦に挑みたい」

友野優子「自分たちがやらないといけないことを、一人ひとりがしっかり考えて仕事をしたことが勝利に繋がった。私たちのディフェンスができた。次戦も自分たちのやる事を見失わないように自分たちらしい試合をしたい」

田口舞「めっちゃうれしいです。自分たちがプレーオフに行けるチームだと証明するために勝たないといけなかった。7メートルスローを止めたのは分析通り、今日できたことでみんな成長できるようにしたい」

陣野瞳「今は試合に出ていない選手たちもみんな意識高く練習できている。リードが広がったことで若い選手も出場することができて、自分も休めるし、負けられないと思う。誰が出てもこうした試合ができるようにしたい。今日はみんなで取れた勝ち星だと思う。みんなが機能したら次戦も勝てない相手ではないので、全員で強い気持ちを持って勝ちにいきたい」

次戦は18日(日)HC名古屋戦。飛騨高山アリーナで開催します。ぜひ応援を!

 

 

 

ブラックブルズ対メイプルレッズ戦コメント

1月28日 飛騨高山ブラックブルズ岐阜10-14広島メイプルレッズ

試合後の監督選手のコメント

山川監督「勝てた試合だった」「相手は走るチームでそこをどう対応するかがカギだった。追いついてすぐに逆転されたのが精神的にも良くなかった。あそこで落ち着いて試合ができれば。ずっと1点差、2点差でリードしていたかった」「ディフェンスは機能している。そこまで点数を取られないが自分たちが得点できないところがキツイ。そこがいつも課題」「自分たちがやりたいことは明確になって来たと思う。今日の試合は勝たないといけなかった」

陣野瞳キャプテン「相手のエースがいないことは試合前に分かったが、いてもいなくても自分たちのプレーをしようという話をして試合に挑んだ」「昨日(北国銀行戦)良い試合ができて自信になったが、結局1試合を通して自分たちのハンドができなかったことが反省点だった。でも今日の試合も一緒。波があるチームだとわかってはいるが、常に高いところで出来るように一人ひとりが意識しないといけない」「相手の点数を10点以下に抑えないと勝てないのは痛感している。オフェンスでもうちょっとシュートにまで持ち込めるように力を上げたい。でもなかなか40メートルの練習がなかなかできないので」

田口舞「相手のエースがいなかったから絶対に勝たないといけない試合だった。でも負けて悔しかった。10点しか取れないのだったら自分が5点に抑えるしかない」「圧勝はできないけど絶対に勝てたはず。相手の気持ちより自分たちの気持ちが弱かった。ハーフタイムに『今のままじゃ後悔するからやり切ろう』と言って、それで変わった選手もいたが、チームとして変わらなかった。今日の負けは善戦ではない」「練習での熱量は上がってきていると思う。負ければ負けるほどみんな頑張ろうという気持ちになっている。でも試合で出さないとダメ。もっと練習がしたい」

金恩恵「自分たちが挑戦する気持ちで一つになってやろうとしたが、良いところまで行ってもミスが出て自分たちで崩れてしまった。相手が退場した時に1点でも入れば良かったが、そこでもミスが出てしまった」「逆転のシュートは相手が低くなった隙を見て狙った。たまたまいいシュートになった」「逆転していい流れになったが、その後もう1点入れれば自分たちのペースになっていたと思う。今日は速攻になかなか行けなかった」

友野優子「みんなでフォローしあってディフェンスできたところは良かったが、ここと言う時にボールを抑えることができなくて、60分間戦い続けることがすごく大事だと改めて感じた」「一人ひとりが自分の役割をわかってきたこと、池之端さんが戻ってきて機動力が生まれ、精神的にも余裕ができたことはディフェンスとして大きい。ただそこに頼ってばかりではいけないと思う」「自分たちの形が出たことは強みになる。それを自信に繋げていくことが大事。60分間徹底して自分たちのハンドをやり続けることが、今までもこれからも課題だと思う。残り6試合で一つでも多く勝てるように、60分間みんなで闘い切れるように頑張りたい」

 

 

 

痛恨の逆転負け それでも前を向いて ブルズ広島戦

日本ハンドボールリーグ女子(1月28日)大垣市総合体育館

飛騨高山ブラックブルズ岐阜10-14広島メイプルレッズ

「絶対に勝たないといけない試合だった」「勝てた試合だった」監督や選手の試合後のコメントに悔しさがにじみ出ていた。後半開始直後に一旦はリードしたブルズだが、良い流れの時に追加点を奪えずミスから連続失点を喫し逆転負け、痛い黒星を喫した。

8位のブルズ対2位の広島。しかしブルズは前日王者北国銀行と敗れはしたが前半9-9の接戦を演じ調子は上向き。対する広島はエースが不在と上位進出のためには格上でも勝ち点を取りたい相手だった。

「相手のエースがいなくても自分たちのプレーをしよう」(主将・陣野)と試合に挑んだブルズ。自分たちの特長である粘り強いディフェンスを武器にロースコアに持ち込みたい。序盤に3連続失点で後手に回ったが、相手の動きに慣れ守りが機能し始めると徐々に反撃。23分には陣野がポストシュート、29分には金がGKの手を弾くシュートで一点差に迫る。その直後の相手のシュートはGK田口が左足を伸ばして好セーブ。5-6とリードはされているが1点差で前半を折り返す。

ブルズらしい展開かと思ったが、先手を取れない状況に危機感を感じていた田口は「このままだと後悔するからやり切ろう」とハーフタイムにチームメートに檄を飛ばして後半に入った。するとすぐにオフェンス陣が発奮する。後半開始1分で和田が7メートルスローを決めて同点、3分には金が中央からシュートを突き刺し遂に逆転した。ブルズディフェンスは前半と合わせておよそ20分間相手に得点を許さず完全に流れはブルズのものだった。

しかしその次の得点が決まらない。やきもきしていると7分にシュートが相手のGKに止められ、そこから一気のカウンターで追いつかれてしまう。これで浮足立ったブルズはミスを連発、およそ8分間で5失点を喫し試合の主導権を逃がしてしまった。

その後ブルズは終盤に宮崎と陣野のシュートで2点差まで迫るものの、広島に逃げ切られ勝てそうな試合を落とした。

「ディフェンスは機能している。いつもの課題だが、自分たちが得点を取れないところがキツイ」と山川監督。タイムアウト等で守備を立て直すことができたが、この日は得点につながる速攻が少なく、オフェンスではブルズの良さを見せることができなかった。

ハンドボールやサッカーもそうだが、リアクションである守備は、ある程度ベースを作る事ができる。だが攻撃はその一瞬のひらめきやコンビネーションが大切。この日は繋ぎの部分でミスが多かった。個々の目を合わせるにはどうしても時間がかかるし、練習を積み重ねることでしか合ってはいかない。今後は練習量をなんとか増やして小さなミスを減らしていくことが必要なのだろうと感じた。

リーグ戦は3回目の対戦が始まり残り6試合。4位までのプレーオフ進出はなくなったが、熱のこもった良い試合をしているだけに一つでも多く勝つことで来季につなげたい。

 

重圧を乗り越え掴んだ勝利

1月8日(月・祝) 飛騨高山ビッグアリーナ

〇ブラックブルズ 17-11 アランマーレ●

波に乗れそうで乗れず、勝てそうで勝てなかったアウエーHC名古屋戦から2日。飛騨高山ブラックブルズ岐阜の今年最初のホーム戦は、12月の日本選手権で勝利を収めているプレステージ・インターナショナル・アランマーレが相手。リーグ戦でも8位とすぐ上の順位につけるだけに「勝ちたい」ではなく、まさに「勝たねばならない」プレッシャーの中での闘いだった。

しかし、その2日前の試合でエース金恩恵が負傷し、万全からは程遠い状態。これまで以上に選手一人ひとりの奮起が求められた。

「内容にこだわらず責任を感じて、1点差でもいいから勝ちに行け」と選手を鼓舞した山川監督。選手たちもそれに応えた。

宮崎亜紀穂選手

エースの負傷に「自分がやらなきゃ」と発奮したのは宮崎亜紀穂。先制を許したもののすぐにGKの位置をしっかり見極め同点となるシュートを決める。さらに友野優子の逆転ゴールを挟み、宮崎は得意の「ボールの出所が分からない」ミドルシュートを突き刺しリードを広げた。

積極的な守備も光った。特にGKの田口舞は試合前に「この試合は止めまくりますよ」という宣言通り、ファインプレーの連続で相手にゴールを許さない。開始33秒で失点は喫したものの、そこからおよそ14分間ゴールを与えなかった。

序盤から5-1とブルズが完全に試合の主導権を握る展開だったが、得点のチャンスを逃していると次第に波がアランマーレに傾き始める。すると14分からおよそ2分30秒の間に3連続失点、ブルズは1点差に迫られてしまった。

比嘉美咲紀選手

しかしそこで流れを取り戻したのはサイドの比嘉美咲紀。「オフェンスのミスで相手に攻められるパターンだったので、とりあえず落ち着いて1本取り戻そう」と、パスカットからの速攻を確実に決めると、中島紗里奈も続き、さらに再び田口の好セーブからの速攻を比嘉(美)が決めて、相手の気勢を削ぐことに成功した。

10-6と4点のリードで折り返した後半もブルズのペース。GKを中心に厳しい守備で相手に得点を許さず、コツコツとゴールを重ねる。全員でゴールを守り、全員でゴールを奪うブルズらしいハンドボールを展開し17-11でタイムアップ。2018年の初勝利をホームのプレッシャーの中で掴み取った。

陣野瞳キャプテン

「今日はみんなが、自分のやるべき役目をしっかり果たしてくれた。みんなが頑張ってくれてやっと掴めた白星」と、キャプテンの陣野瞳。また山川監督は「とりあえず良かった」とほっとした様子ながらも「ファンも選手もこの1勝を待っていたんだろうと感じた。でもこれで終わりじゃないので」と、すぐに次の戦いに目を向けた。

次戦は13日に熊本でオムロンとの対戦。上位相手だがこのアランマーレ戦で自分たちがやらなければならないことは明確に見えてきた。この日の貴重な勝利をきっかけにリーグ後半戦での巻き返しが期待される。

監督選手コメント

山川由加監督

山川監督「今日は内容より勝つこと、ファンの皆様に喜んでもらうことがテーマだったので、勝ってくれた選手にありがたいと思っています。内容的には文句をつけたいところも多いけど、よく踏ん張ってくれた」

 

陣野瞳キャプテン「とりあえず一安心。やっぱり心のどこかに不安があって、名古屋戦で勝ち切れなくて悔しかったし、今日はみんなで勝たなきゃと、いつもは感じないプレッシャーを今日は感じていた。みんなが気持ちを出してプレーしてくれたのが良かったと思います」

 

宮崎亜紀穂「両親も岩手から見に来ていたし、たくさんの人が応援に来てくださるので勝ちを何とか届けたいという思いもあったので、最初から飛ばそうと思っていました。思い切りプレーできて良かったと思います。流れが悪いと感じる中で得点を決められましたが正直、入ってよかったとちょっとほっとしています」

比嘉美咲紀「絶対に勝たないといけない試合だったので、チャンスがあったら飛び込んでシュートに持ち込もうと思っていました。チーム全体が悪かったら金さんが出る予定だったので、でもここで出たら足の状態が悪くなってしまうので、そのためにもみんながしっかり守って点を取って、金さんに休んでもらうために頑張ろうと言っていました」

田口舞選手(左)と和田育子選手(右)

田口舞「やっと勝った。うれしいというより安心しました。いつもいろんなことを考えるのですが、結局シュートを止めないと勝てないという所に一回戻って、自分は止めることだけを考えてプレーしました。(池之端)弥生が帰ってきてその分心強いし、もっと(連携が)合っていくと思うので良くなっていくと思います」

精神的支柱の復帰でブルズに光は射すか

日本ハンドボールリーグ女子 17週第1日(1月6日) ブラザー体育館

HC名古屋 19-17 飛騨高山ブラックブルズ岐阜

 今季のリーグ戦はここまで1勝11敗、9チーム中9位と苦しむ飛騨高山ブラックブルズ岐阜。2018年の初戦は6位HC名古屋と対戦したが、最後の追い上げも及ばず17-19で痛い星を落とした。しかしチーム創設以来、屋台骨を背負ってきた池之端弥生が10か月ぶりに復帰。リーグ後半戦へ向け反攻の手応えを掴んだようだ。

「ゲーム内容としては狙っていたようにできた」とキャプテンの陣野瞳。0-2とビハインドの3分39秒に左の角度のないところから陣野がシュートを決めて、2018年最初のゴールを奪う。その後は一進一退の攻防。取られたら取り返すという時間が続いた。名古屋の2連続得点で4-7とリードを広げられても、ブルズは和田育子のミドルシュートと金恩恵の相手DFの隙を突いた巧みなシュートで連続得点を挙げ追いすがる。見事なシュートで勢いに乗るかと思われたが直後に3連続失点。「打たせたシュートが入ってしまったり、オフェンスで簡単なミスが出てしまったり、そこがまだ甘い所」(陣野)と、前半を11-14で折り返す。

後半は両チームのDFが激しさを増し、ゲームが動いたのは5分を過ぎてから。HC名古屋が2分間退場による数的有利を生かし得点。ブルズはセットオフェンスに苦戦し11分まで得点できなかった。それでも当たりを戻したGK田口舞の好セーブや池之端を中心とした守備陣が踏ん張り、相手にも得点を与えない。金の7メートルスローで2点差に詰め寄るが、名古屋はタイムアウト直後に3連続得点、リードをこの日最大の5点とする。

それでもブレーク期間中に「とにかく最後まであきらめないで、どんどん自分たちのプレーをやって行こう」と話し合っていたブルズは、24分に山中亜津沙のシュート、陣野の3得点で追い上げ、高山から遠征した多くのファンに意地を見せたが、ここで無念のタイムアップ。追いつけそうで追いつけない、じりじりとした展開で2018年初戦を勝利で飾ることはできなかった。

復帰初戦となった池之端弥生選手

試合後、復帰初戦の池之端は「前半失点が多く、やってきたことがなかなかできませんでした。チームが苦しい状況で勝ち負けだけじゃなく、チームに足りない気持ちの部分を伝えられたらと思います」と、今後の戦いに向けての気持ちを語った。またその池之端のプレーを見て主将の陣野は「個人的には池之端さんが復帰してくれたので、自分の心に余裕もあったし、休める時間もあった。今までより落ち着いて試合ができた。それで最後に点数を取りに行けたと思う」と、敗戦の中にも確かな手ごたえを感じたようで、GKの田口も「DFの基本ができているイケの復帰は大きい、まわりのフォローも出来るし声もかけられる」と守備力のアップに期待を寄せる。

ブルズの次の試合は8日(月)相手は今季から日本リーグに参戦するプレステージ・インターナショナル・アランマーレ。先月行われた日本選手権では25-16と大差で勝っている。油断は禁物だが、2018年の初勝利をホームで飾りたい。

 

監督選手コメント

山川由加監督

山川監督「19点は取られ過ぎ、相手のサイドシュートが入り過ぎだった。勝てるかなと思った矢先に(金)恩恵がねん挫をしてバタバタしてしまった。切り替えて8日の試合に挑みたいです」

 

陣野瞳キャプテン

陣野瞳「今日も勝って8日も勝って2018年は良いスタートをという思いで頑張ったんですが、ホームで勝つことが一番大事だと思うので、切り替えて頑張って行きたいです」

 

 

GK田口舞選手

田口舞「自分たちの流れになりそうな所でミスが出たりして手放すことがあって、試合のコントロールができなかった。DFは機能している部分があったのでもう少し私が止めないといけなかったと思います。8日は負ける気がしないです。今はみんなに闘いに行こう、チャレンジしようという意識があるので、皆で前を向いて進んでいこうとと思います」

池之端弥生「自分のためではなく、チームのためになることを100%やるということを考えたいと思います。プレーや声でチームを一丸にするようにどの試合も頑張りたいです」

 

SWOOPS全日本クラブ選抜優勝 他週末の結果

■SWOOPS 4度目の日本一に

9月3日に浜松市で行われた第6回全日本クラブバスケットボール選抜大会で、我らがSWOOPSが5年ぶり2回目の優勝を果たしました。

1回戦 SWOOPS 105-75 UNDERDOG FK(九州2位・福岡)

2回戦 SWOOPS  83-61 Fantasista(近畿2位・大阪)

準決勝SWOOPS  94-62 横浜ギガスピリッツ(関東2位・神奈川)

決勝  SWOOPS 72-63 RBC東京(関東1位・東京)

優勝 SWOOPS 2位RBC東京 3位横浜ギガスピリッツ

当日取材できなかったので、喜びの声は後日掲載します。

■ブルズ 岐阜県内初戦は1点差惜敗

9月2日(土) ハンドボールの日本リーグ、飛騨高山ブラックブルズ岐阜は、前回大会2位の広島メイプルレッズと対戦し、18-19の1点差で敗れた。前半3点のリードを許したブルズは、後半一旦は逆転したものの、終盤に再び逆転された。

日本ハンドボールリーグ第2週

飛騨高山ブラックブルズ岐阜 18-19(7-10、11-9) 広島メイプルレッズ

■大垣ミナモ 首位で大垣大会へ

神奈川県厚木市で行われた日本女子ソフトボールリーグ2部ホープセクションで、大垣ミナモソフトボールクラブは、3試合行い2勝1敗。通算7勝2敗でリーグ最終節の大垣大会(9月23、24日)を首位で迎えることとなった。こちらへは取材できておりますので、試合の詳細は後日まとめてアップします。

9月1日 大垣ミナモ 3-2 平林金属

2日 大垣ミナモ 1-2 大和電機

3日 大垣ミナモ 3-1 厚木SC

2部ホープセクション順位 1位大垣ミナモ 2位DreamCitrine 3位大和電機工業 4位厚木SC 5位東海理化 5位平林金属 7位ペヤング

 

 

 

 

ハンドボールリーグ開幕 ブルズの初戦は

ハンドボールの2017ー2018シーズンが、26日に開幕。今シーズンから女子は、大阪ラヴィッツ、プレステージ・インターナショナル・アランマーレの2チームが増え、9チームによるリーグ戦となった。3月11日まで24試合を戦う。

レギュラーシーズン4位までがプレーオフに進出というのは去年と同様だが、プレーオフはステップラダー方式に変更。より上位がアドバンテージを得られるようになった。

我らが飛騨高山ブラックブルズ岐阜の開幕初戦は、3連覇中の女王・北国銀行と、石川県の小松総合体育館で対戦、地力の差を見せつけられ、33-11で敗れた。

北国銀行はブルズの守備の穴を突く多彩な攻撃で序盤から圧倒。一方ブルズは北国の堅い守りに厳しい体勢からのシュートが多く、なかなか決めることができない。大差はついたが、それでも後半には3連続得点で追い上げる粘りも見せ、若い選手が多く出場できたことは、今後の試合に生きてくるだろう。

岐阜国体以降、チームを支え続けていた主力が引退し、新しいチームに生まれ変わったブルズ。今回はトリプルスコアという屈辱的なスコアだったが、今後その差を詰めるべく、ブルズらしく楽しく、明るく、粘り強く進んでいってほしい。

(JHL TVでの観戦)*写真は全て資料です。試合のものではありません。

 

今週の主な結果

第10回東海クラブバスケットボール選抜大会

SWOOPS優勝しました!

決勝 〇SWOOPS 55-42 O55

準決勝 〇SWOOPS 48-33 SPIRYTUS

この結果、全日本クラブバスケットボール選抜に出場決定!おめでとうございます!

更にハンドボール!

JAPAN CUP2017 第1戦、飛騨高山ブラックブルズ岐阜の田口舞選手と友野優子選手が出場した日本リーグ選抜は、世界ランク上位のポーランドに22-21で勝利。友野選手が3得点の活躍、GKの田口選手がMVPに選ばれました。

おめでとうございます!!

バスケもハンドも当日に取材が出来なかったので、今度コメントを取りに行って喜びの声をお伝えできたらと思います。

最後にサッカーFC岐阜は、土曜日アウエーで長崎と戦い、後半ロスタイム、最後のプレーでPKを取られ1-2で敗れました。2失点はいずれも微妙な判定のPKでした。

 

 

 

ハンドボール国際大会に田口舞と友野優子が選出

国際試合で得た経験をブルズに生かしたい

8月3日から6日まで熊本県で、熊本地震復興支援女子ハンドボール国際大会JAPAN CUP 2107が行われます。我らが「飛騨高山ブラックブルズ岐阜」からも日本リーグ選抜として2名の選手が出場します。大会に向けての意気込みと、およそ1か月後に迫ったリーグ戦について聞きました。

 

GK18 田口舞選手 (愛知県出身 桜花学園高→筑波大→広島メイプルレッズ)

GK田口舞選手

ーーリーグ選抜に選ばれた感想は?

「選んで頂いただけでありがたいです。日本代表、ポーランド代表、アンゴラ代表と試合をしますが、世界の選手や日本代表のシュートを受けることができるので、普段の練習だけでは得られない経験になります。自分のスキルアップとか技術の向上という意味でチャンスだと思っています。

ーー先日はハンガリーに武者修行にも行きました

「まだ教えてもらったこと、やりたいことを表現できるところまでいっていないので、自分のモノになっていない感じがしています。それが早く自分のモノになって、ちゃんとコートで結果を出せるようになるにはもうちょっと練習するしかないので、我慢しながら練習したいと思います」

ーーリーグ戦まであと1か月弱ですが?

「今シーズンは若い選手が多いので、DFの安定性を出すにはまだ経験が足りません。試合をすればするほど、課題が出てくるのが現状で、それだけ伸びしろがあると捉えられたらいいですが、早く課題を克服できるように、具体的にみんなで詰めていきたいです。主力は抜けましたけど、メンバーが替わったからといって負けていいわけではないし、5年目なので自覚を持って進んでいきたいです。」

ーー若手選手の成長がカギになりそうですね

「若手は何かはできないけど、何かはできるという子が多いんですよ。あるところに秀でているという特長があって、例えばカイ(岸本奈緒選手)は、誰にも打てないようなシュートを打てたりとか良い個性ががあります。そういう武器を試合で出せるようになれば、ある程度勝負できるようになると思います」

 

LB23 友野優子選手 (岡山県出身 倉敷中央高→環太平洋大)

LB友野優子選手

ーーリーグ選抜に選ばれた感想は?

「チームのためにも成長して帰ってこないといけないなという責任感がすごくありますし、それをリーグ戦につなげられるようにしたいです。日本代表や海外の選手と普段はできないので、受け身になるのではなくしっかり挑戦する姿勢でいきたいです」

ーー挑戦したいことは?

「ディフェンス要員と言われているので、身長(173cm)を生かしながら、機動力も見せたいですし、守備から速攻まで運んでいけたらと自分の中では思っています」

ーーリーグ戦に向けて手ごたえは感じていますか?

「まだまだ修正できるところがたくさんあります。チーム力ではカバーしきれないところも絶対に出てくると思うので、個人の技術的なところを、一人ひとりが詰め込み過ぎずに上げていかないければいけません。伸びしろを持つ選手がたくさんいるので、やっぱり日々の練習でしっかり集中して、自分のモノにしていく必要があります」

ーー練習時間が他のチームと比べて少ないですがどんな工夫を?

「しっかり集中して練習すること、翌日まで疲れを残さないようにケアまでしっかりすることです。結果を出すことが応援してくださっている方への重要な恩返しだと思うし、5年目で結果も求められます。私たちの活動をもっとたくさんの人に知ってもらう必要もあります。熊本で自分自身をどれだけ伸ばすことができるか、いろんなことを勉強して帰ってこれるか、それが一番重要だと思っています」

頑張って多くのものをチームに持ち帰ってほしいと思います。

熊本地震復興支援女子ハンドボール国際大会 

JAPAN CUP 2017 試合日程

8月3日 日本リーグ選抜 VS ポーランド代表、日本代表 VS アンゴラ代表

8月4日 ポーランド代表 VS アンゴラ代表、日本代表 VS 日本リーグ選抜

8月6日 アンゴラ代表 VS 日本リーグ選抜、日本代表 VS ポーランド代表

*第42回日本ハンドボールリーグ 8月26日開幕

女子は新たに2チームが加わり、9チームでのリーグ戦が行われます