番外編:名古屋グランパス山口素弘執行役員フットボール統括に聞いた

岐阜とは関係ないネタで申し訳ないのですが、先日名古屋グランパスの山口素弘氏にインタビューする機会に恵まれました。その直後に山口氏は現在のアカデミーダイレクターと共に、執行役員フットボール統括を兼務することが発表され、今後はトップチームにも関わることが予想されます。

メインのインタビューは別のネタだったのですが、タイミングよくチームについて語ってくれていましたので、メインで使わなかったところを紹介します。

山口素弘執行役員フットボール統括兼アカデミーダイレクター

「フリューゲルスの最後の2か月間を乗り越えたことは、ある意味財産かなと思います。あれがあったから38歳までサッカーができたし、いまもダイレクターという非常にありがたい仕事ができています。いろんな考え方が出来るようになりましたね。サッカーが好きだということも再認識したし、最後まで間違いなくあきらめないとか。あとチームとして何が大事か、自分だけじゃなくていろんな仲間であり、選手だけじゃなくてスタッフやサポーター、お店だって僕らがよく集まった店があったけど、それにサポーターが集まる店もあったと思うけど、そういったところも影響を受けた。いろんな人が関わって大きくなるし、力のあるクラブになるんだなと改めて思いました。」

サポーターだけでなく地域のお店までファミリーと考えていてくれることが有難いと思います。そしてある外国人についても語ってくれました。

「(セザール)サンパイオは、実力もあったし人間性が素晴らしかったですよ。一緒に署名活動をしてくれましたからね。なかなかブラジル代表の選手が出来ないと思いますよ。彼が言っていたのは、自分はJリーグで成長してセレソンに入ったと。ブラジル国内でもナンバーワンボランチと言われていたけど、その当時は代表に入っていなかった。本当に地球の裏側の日本に来て、日本での活躍を認められてセレソンになった。そしてワールドカップ(1998フランス)に出て開幕戦で先制ゴールを挙げて、しかもそれはヘディングシュートだった。ブラジルにいた時はセットプレーで前にいることはなかったけど、Jリーグに来たら自分はヘディングが強い方になる。それでヘディングシュートが上手くなって夢だったワールドカップでの先制点につながったんだと普通に言いますからね。環境は何なんだと思い知らされますよね。当然、環境とかレベルはブラジルの方が上だろうけど、日本に来てもその人のサッカーへの取り組みで十分成長できるんだと改めて思います」

外国人だけではなく、気持ち次第でどんな環境でも成長できます。そうした姿を見ることもサポーターにとっては楽しいものです。

ユース三冠に王手をかけている名古屋グランパスU-18

15日に三冠を狙うユースについても聞いていました。

「タイトルを獲ることも重要です。ただアカデミーというのはここで終わりではないので。これから新しい舞台で、グランパスのアカデミー出身者がどれだけ記憶に残るプレーをするか。記憶に残る試合をしてくれるかが楽しみですね」

日韓戦のループシュートなど、数々の伝説のプレーを残した山口素弘氏。強調したのは記憶に残るプレーでした。つまりそれはサポーターを喜ばせるサッカーです。どれだけトップチームに関わるのか不明なところもありますが、最後までやり抜く、信念を曲げないことはフリューゲルスでも横浜FCで監督をされた時にも実証済み。これからの仕事に期待します。(暗闇に少し希望が見えたかな)